廃油の処理は単価変動が大きいので注意が必要
廃棄物処理業者が難しく考える品目の一つが「廃油」です。
何故かというと、「油」と一言で言ってもどのような性質のものなのかが見えないためです。有害なものではないか、難燃性の物ではないか等、処理にあたって配慮すべき事項が多くなります。
製造工場などでは製造品目が明確であるため、最初の段階である程度性質を見極めることができますが、時には想定外の廃油が発生するケースもあります。
当社としてもしっかりとお受けしたいという気持ちはある反面、処理が難しいという側面もございます。ぜひご理解の上、一緒に処理に向けて協議をさせていただけますと幸いです。
サンプル品が多く都度廃油の性質が変わる事業者
サンプル品を製造している事業所において、都度その性質が変わるため注意が必要です。時には処理困難物が発生してしまうケースも起こりえます。
今までは、それらの処理をどのようにすればよいかわからず、自社で貯めていたという本事業者様。自社に貯めていく中で一時はよいものの、処理をするときの手間や、一気に処理するために費用を相応に求められるという点では、改善したい事項として考えていました。
当社からお願いしたのは、都度SDSを取得いただくというお願いです。SDSがあれば処理方法は明確になります。
スムーズな処理にご協力いただけたため、同社では自社で貯めることなく処理ができるようになりました。
「廃油」はあるが処理方法がわからない
20L缶にはいった不要在庫の水性塗料。処理の必要性は理解しているものの、その処理方法がわからずどうしてよいものか。
同社では、そのような課題で処理をせずに保管している複数種類の廃油が入っている20L缶を持っていました。20L缶に満タンに入っているものではなく、それを混ぜて良いものかわからない状況でした。
当社では、一度SDSを実施していただく流れを取りました。
SDSの結果、色違いなだけで全て同成分であったことが判明。、少量の物は一つの缶にまとめて頂くよう提案させていただきました。
その結果運搬費用、処理費用を抑えることができました。
廃油は見てわからないというのが実情です。
相応に事前準備が都度求められます。
お手数な部分もありますが、適正処理に向けてご協力いただけますと幸いです。弊社としても、皆様の廃棄物適正処理に向けて尽力させていただきます。