どうやって処理をしたらいいかわからない。現物を拝見させてください!
「これはどのように処理をしてよいのかわからない」
「廃棄物の品目は分かっているが、今手元にあるものはいったい何に区分されるのだろうか」
そのような場面は必ずあります。実の話を言うと、私たちも経験則で判断がつくケースもありますが、時には私たちにもわからず、二次処理先の事業者に聞きながら最終的な判断をするというケースもあります。
そこで、皆様へのお願いは、判断に迷うケースがあれば、お気軽に当社スタッフにお声がけいただければと存じます。皆様に代わりまして、弊社でどのような処理方法が適切なのかお調べして、対応をさせていただきます。
良くご相談をいただく廃棄物の事例
以下の廃棄物は、多くの排出事業者様が排出方法について悩まれると聞きます。
幾つかは、その排出の状況によって、処理方法が異なるものです。
パーテーション
事務所の一斉片付けで発生するパーテーションの処理。複合物であるため、どの品目で処理をするべきか悩まれるケースが多くあります。
どのようなもので作られているかによりもますが、プラスチックや金属などの品目で処理する場合があります。
蛍光灯・安定器
蛍光灯は生産が止まっており、照明の更新工事をする際は大半がLED化することとなります。
蛍光灯には水銀が含まれていること、割れてしまうと一気に飛散していますことから、割れないように排出・運搬することが求められます。
また、安定器には製造年度によっては有害物質であるPCBが含まれている場合もありますので、留意が必要です。
壁材・断熱材
壁材は不燃性のものも含まれており、焼却処理できないというケースが時たま生じます。そのような際は、埋立処理に直接運んでしまうケースもあります。
また、断熱材は非常に軽いため、運搬効率が上がらずに処理コスト全体でみると割高になる場合がありますので、注意が必要です。
廃油
油と一言で言ってもその組成によって、火が付きやすいもの、有毒なものなどがあります。排出時に荷姿なども踏まえて処理方法を検討することが求められます。
冷蔵庫(フロンが含まれるもの)
冷蔵庫や冷蔵ショーケースなどは定期的に更新が必要で、それにあわせて処理しなければならなくなります。
処理時に注意が必要なのがフロンの存在です。冷媒の種類によりますが、フロンが含まれている場合は解体時にフロンを回収するための業者登録が必要となります。
その業者に頼まずフロンを大気に放出してしまうと、環境へ大きな負荷を与えることとなってしまいます。
廃棄物の品目の数は20種類と定められていますが、その実態は現場によって様々で、時に「どの品目として処理をすべきか」「どのような処理フローを設定するか」を悩むこともあります。
大切なことは、リサイクル率を高めことにありますが、一方で厳密に選別をすることにより価格増は望ましいことではありません。
都度最適な処理フローを検討し、ベストな処理提案を心がけています。