事務所移転に伴う片付け仕事/一廃と産廃の仕分けをきっちり行い17%のコスト削減【静岡市・製造工場】
■お客様について
市内で食品加工をしている製造工場様で、敷地内の別建屋への事務所移転による片付けのお仕事を頂きました。
既に他社で産廃としてのお見積りが出ており、それの金額妥当性を確認する為にお声がけいただいた流れとなりました。
■今回のご要望
事務所移転は決して頻度の多い出来事ではなく、片付け作業などもどこまでお願いができるのかもわからない中で業者を探していらっしゃいました。
出来るだけ安価で処分をしたいというご希望がありましたので、作業方法や回収方法についてもご提案をさせていただくことになりました。
■弊社営業からのご提案
私達では廃棄物の分別を適切に行う事で処理コストを下げるご提案をしました。全てを産業廃棄物としてではなく、適切に事業系一般廃棄物・リサイクルとして処理することを提案しました。
例えば・・・経理書類(紙)についてはリサイクルにて対応(※一部機密文書処理)。ウッドボックス(木)は事業系一般廃棄物。カーテン類については繊維の種類に寄りますが、今回は布製であったため事業系一般廃棄物として(化学繊維の場合は産業廃棄物の廃プラスチック類として扱われます)処分をするご提案をさせていただきました。
全体の排出量は12㎥ほどであり、産廃単価では運搬・処理を合わせて3万円/㎥となります。一方で、一般廃棄物として処理することができれば1万円/㎥となります。
全体量のうち一般廃棄物として扱えるものは限られていましたので、最大で36万円から30万円へと17%のコストダウンの可能であるというご提案をしました。
■今回のご提案を通して
結果として、今回の事案については我々にご依頼いただく流れとなりました。既に見積もりが出ていた業者は、全量を産廃として処理することを前提として考えていたようで、金額面よりもコンプライアンス面が気になったとのことでした。
金額面は、産廃としてではほぼ同等でしたが、一廃も合わせたご提案では当社の方が安価で提示することができ、お客様のご要望を満たすことができました。
今回は金額面のご要望が先にありましたが、当社であれば最初から一般廃棄物として扱えるものは、一般廃棄物としてお見積りを作成します。
県内の業者でも、産廃と一廃の許可を双方持っている事業者は限られているため、結果として全量産廃でというご提案に繋がるのでしょう。頻度が多くない廃棄物回収は、是非1社で決めることなく複数社に見積もりを依頼し、その上でご判断されることをお勧めいたします。